口コミ: 魔術師の嘲笑と、大空への賛歌

宙組公演『PAGAD(パガド)』『Sky Fantasy!』のレビュー・口コミ
4.5
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観劇日
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『PAGAD』は“世紀の奇術師カリオストロ”ことジョゼフが主人公。幕が開いた瞬間、彼のタロットの一枚、“奇術師”のカードが舞台に浮かび上がっていて、その導入だけで一気に吸い込まれました。舞台の南仏の雰囲気やロマの伝統、復讐に燃えるジョゼフの目、その全てが“映画の中の物語”のようで、ドキドキしながら食い入るように見てしまいました。特に母への怒りを爆発させるシーンでは、私は思わず息を止めて見守っていました。

一方で『Sky Fantasy!』は対照的に軽やかで、まさに宙組らしい“空への賛歌”。トップコンビの芹香斗亜さんと春乃さくらさんが、未来を指し示すような笑顔でステージを駆け抜ける姿には、思わず心が浮き上がるようでした。ダイナミックな群舞とカラフルな衣装が、夜空を羽ばたく鳥のように軽やかで、観るたびに元気をもらえるショーでした。

2作品のギャップが心地よくて、暗闇と光、重厚さと軽やかさが混ざり合った構成に、私はとてもワクワクしました。終演後は自然と笑顔になっていて、「エンタメって、やっぱり舞台が一番だな」と再確認した夜でした。

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